三菱UFJ銀、東海4県に20年ぶり新規出店 2026年秋予定

2026/01/09 06:15 

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 三菱UFJ銀行は今秋、愛知県の大型商業施設内に個人客向けの新店舗を開設する。インターネットバンキングの普及などで店舗の統廃合が進むなか、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)では約20年ぶりの新規出店となる。

 毎日新聞の取材に応じた高原一郎副頭取(中部駐在)は「オンラインで8割の銀行取引ができるが、住宅ローンなど相談のニーズがあり、リアルで(顧客と)接点を持つことが大事だ」と語った。

 三菱UFJ銀によると、東海4県では2006年に127あった店舗が、現在は68店舗と20年で半減した。一方、日銀の政策金利引き上げによる「金利ある世界」への移行で、預金獲得競争は激化している。顧客との接点拡大に向けて、25年には東京、大阪の商業施設内に個人客専用の新型店舗を開設した。現金は取り扱わず、資産形成の相談や口座開設などに特化し、営業時間を平日夕方や土曜祝日にも拡大した。

 愛知県内でも24年10月、イオンモール長久手(長久手市)に試験店舗を土日含め約1週間開設したところ、住宅ローンや資産運用の相談など、多数の来店があったという。高原副頭取は「銀行へわざわざ行くのは面倒だが、買い物ついでに寄る客が多かった」と振り返る。今秋開設の新店舗も、平日日中の来店が難しい人が利用しやすいよう、営業時間の拡大を予定している。【酒井志帆】

毎日新聞

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