三菱電機、グループ全体で4700人希望退職へ 組織の若返り進める

2026/02/03 20:34 

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 三菱電機は3日、53歳以上の正社員などを対象に希望退職を募った結果、単体で2378人の応募があったと発表した。グループ全体では約4700人にのぼる見通しで、2026年3月期連結決算に約1000億円の費用を計上し、組織の若返りを進める。

 昨年9月、53歳以上で勤続3年以上の正社員と定年後再雇用者を対象に、人数を定めずに早期退職を募集すると発表。単体では従業員約4万2000人のうち約1万人が条件に該当した。人件費圧縮の効果は来期以降、年間で約500億円を見込むという。

 3日に発表した25年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比4%増の4兆1560億円、最終(当期)利益は20%増の2982億円だった。藤本健一郎最高財務責任者(CFO)は決算記者会見で「年齢の高い方に新しい仕事の選択肢を提供し、若い社員にプロモーション(昇進)の機会を与える、今回の目的を達成できると考えている」と話した。

 業績が好調なタイミングで戦略的な人員削減に踏み切る大手企業は近年相次いでいる。東京商工リサーチによると、25年に「早期・希望退職募集」が判明した上場企業43社のうち、約7割にあたる29社は直近の通期最終損益(単体)が黒字だった。【成澤隼人】

毎日新聞

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