愛知がIR誘致検討 知事、訪日客数で「東京や大阪に6~8倍の差」

2026/02/12 20:08 

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 愛知県の大村秀章知事は12日、同県常滑市の中部空港とその周辺エリアに、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を検討していることを明らかにした。関心のある民間事業者に提案を募り、専門家による第三者委員会で提案の妥当性について評価していくとしている。

 同県は2017年から誘致を検討し、IR活用の調査研究を進めていたが、新型コロナウイルス禍以降は中断していた。ただ、関係者によると、中断後も事業の実現可能性についての調査や、海外のIR事業者との接触を継続していた。米国の複数事業者が愛知での整備に強い関心を持っている状況という。

 大村知事は記者会見で、県の外国人旅行者数が東京都や大阪府に約6~8倍の差をつけられていると説明。世界中から人々を呼び込む拠点となる「国際観光都市を早急に実現する必要がある」と誘致の意義を強調した。また、若者の東京圏流出が人口減少に拍車をかけているとして、IR整備により「若者が愛知で暮らしたいと思えるような魅力増進の契機にしたい」と語った。

 候補地の中部空港周辺エリアについては、中部空港が近い将来24時間運用化される見通しであることや、リニア中央新幹線の建設工事が進んでいることなどから「国際観光都市を実現するためのポテンシャルが非常に高い」と評価した。

 国はIR実施法で立地区域を全国で最大3カ所としており、現在は大阪府・市の計画だけが認定されている。国は追加選定に向け、自治体からの申請を27年5月6日から11月5日まで受け付ける方針を示している。【式守克史】

毎日新聞

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