ソニー生命「元社員の個人的な借り入れ」 顧客に12億円未返済
ソニー生命保険は18日、横浜市内の支社に勤務していた元営業社員が顧客など約100人から、計約22億円を個人的に借り入れていたと明らかにした。「運用益で配当金を払う」と顧客に話していたが運用に失敗し、約12億円が未返済になっているという。ソニー生命は「元社員が業務と関係なく個人的に借りていた」として、本人に代わって返済する予定はないと説明している。一部メディアがこの問題を報じたことを受け、同社が取材に応じた。↵
◇借用書は個人名で作成
同社によると、元社員は2015~22年に「毎月3%の配当金を出す」などと話して、約100人から計約22億円を借りていた。顧客以外に、自らの親族からも借りていた。借用書は個人名で作成していた。
23年2月に顧客から「配当金が支払われない。元社員と連絡がとれなくなった」とソニー生命に問い合わせがあり問題が発覚。社内調査に対し、借金して運用していたことを認めた。
元社員は調査が完了した24年8月時点で約10億円を返済したが、残る約12億円については「資金が足りない」として返済しなかった。その後、返済したかどうかについてソニー生命は「確認できていない」と説明している。
元社員は一部の顧客に「配当金」と称してお金を渡しており、そのお金を原資に保険契約を結ばせていた。だが実際には運用に失敗しており、別の顧客からの借入金を架空の配当金に充てていたとみられる。
◇虚偽の配当金を元に保険契約獲得か
元社員は営業社員約5800人のうち上位1割に入る成績優秀者だった。ソニー生命は「フルコミッション(完全歩合)」型に近い報酬体系を採用しており、営業成績に連動して報酬が上がる仕組み。虚偽の配当金を元に保険契約を獲得して、多額の報酬を得ていた可能性がある。
ソニー生命は社員と顧客との個人的な金銭の貸借を禁じており、23年4月に社内規定違反で元社員を懲戒解雇した。広報担当者は「大変遺憾。深くおわびする」とコメントした。他の営業社員では同様の事案は起きていないという。
生命保険業界では、プルデンシャル生命保険の107人の社員、元社員が約500人の顧客から計31億円をだまし取っていたことが今年1月に発覚。プルデンシャル生命もフルコミッション型の報酬体系だった。【山口智】
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