ホラー作家・背筋の新作短編小説「未必の故意」、Jホラー映画の入場者プレゼントとして配布
ホラー作家・背筋が特別に書き下ろしたスピンオフ短編小説『未必の故意』、映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(1月24日公開)の劇場入場者特典として配布
【動画】映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』本編映像
昨年(2024年)9月に相次いで発売された著書『穢れた聖地巡礼について』、『口に関するアンケート』も好評を博している背筋。デビュー作『近畿地方のある場所について』(23年)は、映画『サユリ』(24年)を手がけた白石晃士監督により実写映画化も発表されている。一躍ホラーシーンの注目作家となった背筋が『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』を観て、『未必の故意』を書き下ろした。
映画は、ホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の第2回(2022年)で大賞を受賞した、近藤亮太監督の商業映画デビュー作。近藤監督は、『リング』シリーズの脚本家・高橋洋に師事。高橋の監督作品やNetflixドラマ『呪怨:呪いの家』で助監督を務め、テレビ東京のドラマ、TXQ FICTION第1弾『イシナガキクエを探しています』で演出を務めるなど、ホラー界に彗星の如く現れた俊才として、注目を集めている。
物語は、幼い頃、山で遊んでいる時に弟が失踪するというつらい経験を持つ主人公・敬太(杉田雷麟)のもとに一本のビデオテープが届いたことから始まる。忌まわしい過去をたどるべく、霊感を持つ同居人の司(平井亜門)、記者の美琴(森田想)とともに、再び弟が消えた山へ向かうという。なお、総合プロデューサーは、Jホラーの巨匠、清水崇が務めている。
スピンオフ短編小説について背筋は、「『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が内包する恐ろしさは怪異によるものだけではありません。登場人物が抱える暗い感情や後悔、やむにやまれぬ想いこそが、作品をより恐ろしいものにしていると感じます。作中に登場するあの山、そしてあの場所は、たくさんの人のそんな想いが集積して作られた場所なのではないでしょうか。私が作品を観て感じた不穏な空気。それを皆さんにも共有したいという思いから、“あったかもしれない物語”を書かせていただきました」とコメント。
映画本編とのシンクロにより、体温がさらに下がっていく感覚を味わえる、読みごたえ抜群の一冊となっている。タイトル「未必の故意」が意味することとは?劇場でのみ配布される超貴重な一冊なので、背筋のファンも要チェックだ。
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