すれ違いざまに「ブス」…“過去のトラウマ”から拭えない外見へのコンプレックス、繰り返す整形…
みきしぃさんのビフォーアフター(画像提供:みきしぃさん)
【画像】「目の印象がまるで違う…」暗い印象の学生時代から衝撃の変貌を遂げた、みきしぃさんの整形ビフォーアフター
■友人の心ない言葉から整形に執着「整形は人生の目的ではなく、自分がなりたい将来像をかなえるための手段」
「整形前(10年前)のほうが老けてない?」と、衝撃的な「整形ビフォーアフター」の画像をアップし、話題になったみきしぃさん。彼女は会社員として働くかたわら、自身の整形体験を活かし、美容整形に関するサービスを展開する起業家としても活動している。彼女が、整形を意識したのは13歳の頃だった。
「当時読んでいた雑誌で憧れて、将来モデルになりたい、と友人にぽろりと話したときに『その顔で?』と言われたのが、本当に衝撃で。普通の子がパティシエやお花屋さんになりたいと口にするのと同じように、なんとなく言っただけの言葉だったのですが、周りに受け入れられなかったんです。もともといじられキャラではあったのですが、その日以降周りからのいじりも強くなって、次第にいじめになっていきました」
その後、高校を卒業したときにはじめての美容整形を体験。「今あるすべての人間関係を捨ててでも、自分の知らない世界で生きていくんだと、整形への執着でなんとか過ごしていた時期だった」と当時を振り返る。
「最初は整形してもだめでしたね。親に『整形するか、死ぬかしかないと思っている』と打ち明け、費用も出してもらって目の整形をしましたが、『自分は納得しているはずの顔を、誰かに否定されたらどうしよう』『そもそも人から見たら、まだブスなんじゃないか』と、ネガティブなことばかり考えてしまい、ひきこもりになってしまいました」
ここで彼女は、「結局は自分がどう思うかより、他人にどう思われるかが一番気がかりだった」ことに気づいた。
「こういう子って多いんじゃないかなと思うんですけど…最初は目だけやれば可愛くなれると思ったけど、結局その後鼻も、口元も、と気になってきちゃうんですよね。私の場合は医療ローンを組んで、気になる箇所の整形を足していき、400万円ほど整形に費やしました」
そんな彼女の心を変えたのは、新しい職場だった。容姿以外のことで褒められることもあれば、怒られることもあり、「自身の得意なことを追求していい」という社風だったことから、容姿のことについて考える時間が減って、忙しい時期にすっぴんで出社する毎日にふと気づいたときに、「外見のことを全然気にならなくなってる」と自覚したという。
「今、外見や整形で悩んでいる人には、整形は人生の目的ではなく、自分がなりたい将来像をかなえるための手段だということは伝えていきたいです。私が変われたのは、成功体験を積み上げたからなんです。行動するのって怖いけど、受け入れてもらったと思えることが何回かあると、人って変われる。まずはいろいろ行動してみるのも大切。人にどう思われるか考えるよりも、自分が前向きになれることに時間使いたいと思います」
■すれ違いざまに「ブス」と言われ…自身の整形に1000万円を整形に費やした女性「整形は魔法じゃない」
17歳の初整形から、これまで整形にかけた総額は1000万を超えるというインフルエンサー・美容整形ちゃん。海外でノマド生活を送りながら、痛々しい写真とともに自身の整形手術の過程や、気絶するほど痛かった整形の体験談、美容整形の情報をYouTubeで発信している。
「はじめての整形は、17歳の時でした。理由はいろいろあったのですが、最終的に決断するきっかけになったのは、友人が整形ですごく可愛くなったことでした。当時は新宿でアルバイトしていたのですが、繁華街を歩くスカウトの人に、すれ違いざまに『ブス』と言われることもあって、屈辱的に感じたこともありました。友人がポジティブに変化したのを見て、シンプルに羨ましいなと思って、まず鼻にヒアルロン酸を注入する施術を受けたんです」
ここから、自分の理想を追求するために、アンチエイジングも含めるとこれまで1000万円を超える整形を行った。整形をしたことで、自身の人生や生活が大きく変化したという。
「もともと内気な性格だったので、繁華街で男性に「ブス」と言われたことで、他の場所や知り合いにも、そう言われているのかもしれないと思ってしまっていたこともあったので、異性がいる飲み会でどれだけ頑張っても、まるでそこに存在していない人みたいに目を向けてもらえなかったこともありました。けれど、整形をしてからはそういうことがなくなって。一人の人として、対等に扱ってもらえるようになった。人目を気にしないで済むということは、自由に生きられるということだと思います。開放されたような気持ちです」
自身のYouTubeでは、整形の失敗談も赤裸々に告白している美容整形ちゃん。たとえ失敗があったとしても、整形をしたことに対して後悔はないという。
「YouTubeでは目頭切開と唇拡大に関する失敗談を語っているのですが…仕上がりが思ったようなものにならなくても、自分で把握できていないのが悪いので、自己責任だと思っています。そういうことにならないように、たくさん調べたり、自分で勉強したりしないといけないと思うんです。同じ失敗をしないように、私のYouTubeを何回も見てほしい。整形は魔法ではないので、なりたい顔となれる顔が違うこともあります。だからこそ、下調べすることはとても大事です。自分が一生懸命勉強して、考えてやったことなら、たとえ失敗したとしても後悔しないはず。私が自分に厳しいのは、自分が後悔をしないためです」
その上で、自身の活動に関して「今後の明確なゴールはない」とも断言した。ただ、ネガティブなイメージが強い整形について、自身が経験した注意点を踏まえながらポジティブに世に届けたいと語る。
「時代は常に変わっていくので、海外生活で見つけたことや気になったことを、時代の変化に合わせて発信していきたい。いつかクリニックを作りたいと思ったりもするけれど、確実にできるかはわからないから、まだ無責任なことは言いたくないんですよね。とにかく、まずは私がしていかないといけないのは整形に関するイメージアップです。正しい発信をしていきたいです」
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