福岡・天神に新たなランドマーク 「ワンビル」完成、4月開業

2025/01/18 08:15 

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 福岡市中央区天神に西日本鉄道の再開発ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」(略称・ワンビル)が完成し、17日に内覧会が開かれた。市の再開発促進事業「天神ビッグバン」で建て替える代表的なビルの一つ。今後、本格的な内装工事を行い、4月24日に新たなランドマークとして開業する。

 ビルは、西鉄の本社機能があった「福岡ビル」などの跡地約8600平方メートルに建設された。地上19階、地下4階、延べ床面積は約14万7000平方メートル。商業施設やオフィス、ホテルなどで構成する。

 内覧会では、多様な文化が出合い、交流し、発展するという開発コンセプト「創造交差点」の象徴となる6階のスカイロビーや、セキュリティーゲートの顔認証入退館システム、オフィスフロアでは最上階となる17階などを公開した。フロア内は中央部のエレベーターホールを除き、約4620平方メートルあり、賃貸オフィスビルのワンフロアとしては西日本最大規模の広さ。

 内覧会前には式典も開かれ、西鉄の林田浩一社長ら約150人が参加して完成を祝った。式典後の取材に、林田社長は「多様な機能を複合的に持たせることで、新たなビジネス、交流の機会、文化の発信になれば」と語った。【下原知広】

毎日新聞

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