退任の秋葉剛男・国家安保局長「成果は安保3文書改定」

2025/01/17 19:13 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 外交・安全保障政策の総合調整役である秋葉剛男国家安全保障局長が17日、20日付で勇退するのを前に首相官邸で記者団の取材に応じた。外務事務次官を含め計7年間、日本の外交安保分野の事務方トップを務めてきたことを振り返り、反撃能力(敵基地攻撃能力)の導入などを決めた2022年の安保3文書改定を「大きな成果」に挙げた。

 今後の日米関係については「共同対処能力の向上が常に両国に課せられた課題だ」と強調。東アジア情勢では「日米韓の連携がこれまで以上に重要だ」とも述べた。

 退任のタイミングについては「世界各国でカウンターパートが交代しており、一つのタイミングだと考えた」と明らかにした。秋葉氏は退任後も内閣特別顧問として石破政権を支える。【鈴木悟】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース