障害者施設1384人分のデータ持ち出し 職員「興味本位」理由に

2025/01/17 20:20 

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 三重県の外郭団体「県厚生事業団」は17日、運営する障害者施設「県いなば園」(津市)の職員が利用者など1384人分の個人情報を無断で持ち出していたと発表した。職員は「興味本位だった。自分が見えないところを見たかった」と話しているという。事業団は職員の処分を検討している。

 事業団によると、2022年8月と24年5月、職員が園の管理するサーバーから利用者や保護者、外部関係者らの名前や住所、生年月日など個人情報を含むデータを無断で複製していたという。外部への流出はなく、複製したデータも全て回収し、他の媒体に保存していないことを確認したとしている。

 事業団の田中裕也総務課長は「関係者の方にご迷惑とご心配をおかけし、おわびする。再発防止に努める」と話した。【原諒馬】

毎日新聞

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