顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ！』（日本テレビ系）。23日の放送（深1：30）は、25日放送の『カズレーザーと学ぶ。 最新科学を実践！　芸能人の体のビフォーアフター検証SP』（日本テレビ系　後9：00）から、おかずクラブのオカリナが登場。最新の学説を各界の専門家から学ぶ同番組において、これまでオカリナは数々の学説を体当たりで検証してきた。もちろん今回の特番でも最新のダイエットに挑戦したということで、ひと足早く見どころを聞いた。

【動画】「全然ちがう！」ダイエットに成功したおかずクラブ2人、ビフォーアフター

■なぜか「異常値が多い」複雑な心境

　芸能界きっての博識を誇るカズレーザーが、各界の専門家から最新の知識を引き出す『カズレーザーと学ぶ。』。今回の特番では、オカリナをはじめとした芸能人たちが最新学説を実際に検証し、そのビフォーアフターに迫る。

　「この番組では、これまでもいろいろな学説を検証してきましたが、本当に『嘘でしょ！』という結果が出ることが多いんです。最近だと、皮膚の常在菌を調べたとき“美肌菌”がだいたい全体の0.2％くらいの比率のところ、私だけ52％だったり。とにかく心配になるくらい異常値が多いんですよ！まあ、それを期待されて呼ばれているのなら、よかったのかな？　特に印象に残っているのは、“足の菌”の検証。ひとりだけグラフから飛び出ていて、後日、オンエアを見た企業から『うちで出している足の臭いを改善する商品です』とプレゼントされるまでセットで思い出深い回です」

　そんな複雑な気持ちのオカリナが今回検証するのは「飛ぶだけダイエット」。

　「10秒間、その場でジャンプするのを1日5セットやるだけ。すごく簡単なダイエットです。それだけで10日間で本当にやせるのか？怪しいですよね。結果がどうなったかは、見届けてほしいです。私のほかにも、（メイプル超合金の安藤）なつさんが『太らない糖ダイエット』に挑戦していて、2人ともビフォーが普通じゃないので、アフターが気になります。なつさんは、意外にもこの番組では（相方の）カズレーザーさんと初共演で、その絡みも注目です」

　オカリナは昨年、コンビのYouTubeチャンネルでもダイエット企画を敢行。目標達成できなかったら丸坊主という過激なルールのなか、－15kgのダイエットに成功した。

　「まあ、断食というハードコアなやり方なので、おすすめはできません。飛ぶだけで痩せるなら、そのほうが全然いいですね。ただ、『あ、今日飛んでないな』って時に駅のプラットフォームで飛んだりしていると、若干、変な目で見られますけど。あと、なつさんが挑戦していた“太らない糖”は必見です！甘いものを食べているのに脂肪を分解するとか、意味がわからないです。私、甘いもの大好きなので、ぜひお気に入りのローソンのスイーツのラインナップに取り入れてほしいです」

■カズレーザーの唯一無二のMC力

　MCのカズレーザーとオカリナは、実は同じ1984年生まれ。同世代がMCを務めている姿を、どう見ているのか。

　「この番組に初めて出た時、とにかく知識が深くてびっくりしました。医療ネタだったのですが、私は芸人になる前に看護師を4年間やっていたのでなんとか理解できるけれど、もし看護師やってなかったらわからなかっただろうな、っていうレベルの話をポンポン返していくんです。『大学行ってないけど、大学の講義ってこんな感じなのかな』って思いましたね」

　さらにカズレーザーがすごいのが、「知ってはいるけど、興味はない」ところだという。

　「たとえば、ダイエットや美容などに関しては『興味なし』って言い切っているんです。そうした外面重視の価値観にとらわれるようなこと自体、興味がないと。でも、知識としては知ってるんです。すごくないですか？　やっぱり番組で取り上げていることだから、興味ある感じにしちゃいがちですけど、ちゃんと自分のスタンスを持っていて、それでいて興味ない分野も博識という。『カズレーザーと学ぶ』以上に、『カズレーザーに学ぶ』ことばっかりです」

　ということは、これからはオカリナも博識キャラに？

　「あ、それはないです。すごいな～って思うだけで、勉強は特にしないです。あと、私は50歳の時には、とんでもないお金持ちになっているので」

■「とんでもない大金持ち」になりたくて芸人の道へ

　「とんでもないお金持ちになる」。これがオカリナが芸人になったきっかけだという。

　「ディズニーにドナルドダックの伯父の『スクルージおじさん』というキャラクターがいるんですけど、これがとんでもない金持ちで、家にコインの部屋とかがあるんです。子どものときにその光景を目にして、『私もこうなりたい！』としびれたんです」

　ただ、特に人より優れたものがないと感じたオカリナ。そこで選んだのが、芸人の道だった。

　「『M-1グランプリ』の第1回で準優勝したハリガネロックさんの漫才がすごく好きで、それでNSC東京校に入学して、たまたま授業でゆいPと組み、そこからはずっとゆいPと一緒ですね。同期はニューヨークとか横澤夏子ちゃんとか鬼越トマホークとか人気者がたくさんいるんですけど、私は本当に朝から晩までゆいPと一緒だったので、そこまで絡みがなくて。よく芸人は下積みがつらいとか言いますけど、私は結構気楽に『いつか売れるだろう』と思ってたし、なんなら看護師の資格もあったので、つらさはなかったです」

　そんななか、唯一つらかったのが「ゆいPのストイックさ」。

　「本当に始発から終電まで、ファミレスとかでネタづくりをしていて。ネタはゆいPが書くので、私はすることがないんですよ。でも、寝てたりすると怒られるので、それがつらかったですね。正直、もう二度と行きたくないというお店が何軒かあります。お店はまったく悪くないんですけど……」

　しかし、そのストイックな日々の甲斐あって『おもしろ荘』で優勝。『世界の果てまでイッテQ！』でも大活躍となった。そして、近年話題なのがオカリナが1人で始めたYouTubeチャンネル。内容は「ただご飯を食べるだけ」というもの。

　「（森三中の）黒沢さんに相談したら、『オカちゃんなら、ご飯食べてるだけでいいんじゃない』って言われまして。私もよく需要がわからないんですけど、『一人暮らしで寂しかったけれど、お母さんやお婆ちゃんと一緒にご飯を食べているみたいで落ち着く』なんて感じる人もいるみたいです。（南海キャンディーズの）山里さんにも『見てるよ』って言われて、なんで見ているのかちょっと謎でしたね」

　しかし、それだけでは「とんでもない金持ち」には届かないということで…。

　「なにがしかの世界的発見をするなど、ちょっと奇跡待ちです。でも、50歳までには目標を達成したいですね。もちろん、芸人は続けます！お金があっても、暇なら意味ないので」

　こんなふわふわした相方なら、ゆいPがストイックになるのも無理はない。そんな蒟蒻問答のようなインタビューは23日放送の『ライターズ！』でも見ることができる。
（取材・文／マイティ・M）
※取材の模様は、23日放送の『ライターズ！』（日本テレビ系 日曜深1：30）でもご覧いただけます。

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