宮沢りえ、心に閉じ込めてきた“母の真実”に言及「心の底から自慢したい母だ。あんな風に生きた…

2025/04/10 16:23 

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宮沢りえ (C)ORICON NewS inc.

 俳優の宮沢りえ(52)が10日、自身のインスタグラムを更新。亡き母への想いと、長年心に秘めてきた思いをつづった。

【写真「心の底から自慢したい」母親への尊敬と誇りを明言した宮沢りえ

 「ずーっと心に閉まっている事がある。それは、母の事」と切り出した宮沢は、母親の故・光子さんがSNSやメディアにおいて“尾鰭背鰭”をつけられたまま、虚像として語られ続けていることへの悔しさを吐露。「ある時期、毒母、魔女などと言われ叩かれていた時期があって、本当に存在する目の前の母とかけ離れ、様々な憶測で塗り固められたもう1人の虚像の母を否定したいと思った事があった」と振り返った。

 そんな時期、母・光子さんからは「そんなものを否定して同じ土壌に立つことは本意ではない」(原文ママ)と諭されたという宮沢。「その通りだと、納得した私は、その否定したい気持ちを心の奥に閉まった。自分が役者として認められる様になる事で反逆したいという想いが、演じる事へのエネルギーの一部でもあって、今日まで生きている様な気がする」と、演じることに身を投じ、今日まで生きてきたと記した。

 続けて「私の母は愛情に溢れ、正義感が強く、天才的な直感力の持ち主で、全ての人に平等で、人間性に欠けた常識というものに真っ向から立ち向かうパンクな人だった」と、母親への尊敬と誇りを明言。「心の底から自慢したい母だ。あんな風に生きたい」と、その思いは揺るぎない。

 最後は「同じ土壌に立たない。という母との約束を破って、心から申し訳ないと思うけど、どうか、許してもらおうと思います」と詫びつつ「私を生んでくれて、ありがとう」と結んだ。

  宮沢は、1973年4月6日生まれ、東京都出身。1987年、白鳥麗子役で登場したCMで一躍注目を浴びる。翌年、映画『ぼくらの七日間戦争』で映画初出演にして初主演を果たす。篠山紀信撮影の写真集『Santa-Fe』は社会現象と呼ばれるほどのヒットとなった。02年、山田洋次監督初の時代劇となる映画『たそがれ清兵衛』で『第26回日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞を受賞。

 そのほかの主な出演作として、ドラマ『いつも誰かに恋してるッ』(90年)、ドラマ『いつか誰かと朝帰りッ』(90年)、映画『父と暮せば』(04年)、NHK大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』(11年)、映画『紙の月』(14年)、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(16年)、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、映画『月』(23年)ほか、舞台・CMなどに出演。09年、一般男性と結婚、第1子女児を出産。18年3月、V6の森田剛と再婚した。
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