小栗旬、モデルとなった人物から手紙「『勇気』を呼び戻してくれました」 映画公開に万感の表情…

映画公開に万感の表情を見せた小栗旬 (C)ORICON NewS inc.

【集合ショット】豪華すぎ!小栗旬&松坂桃李らキャストが集結
今回は、上映後に行われる初めてのイベント。小栗は上映後の観客から拍手を受けて「うれしいです」としみじみ。「やっと公開できたなと思っておりますし、この日を迎えられてうれしく思っております」と、万感の表情を見せた。
結城のモデルとなった当時・神奈川DMAT調整本部長だった阿南英明氏は「5年前苦しくて、苦しくて、早く終わりたい、早く忘れたい…そんな思いでした」と本音を吐露し、「でも、撮影現場で小栗さんの後ろ姿を見たとき、完成した映像をみたとき、何度も涙しました。小栗旬さんが演じてくださった絶対のヒーロー像でない『結城』は心から共感できます。本当に素晴らしい小栗DMATが、改めて本当の『勇気』を呼び戻してくれました。再び危機に直面した時に、大切な仲間と逃げずに最善を模索しようと思います」と力強いコメントを寄せた。
阿南氏からの手紙を受け、小栗は「すてきなメッセージをいただいてうれしいです。映画にはない大変さもあっただろうし、それを乗り越えて」と感謝。「今も活躍されていますので、ご自身も無事でいていただきながら、いろいろな災害に向き合っていただきたいなと思います」とエールを送った。
本作は、2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品。
物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヶ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。
イベントには、小栗のほか、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、関根光才監督、増本淳プロデューサーが登壇した。
【手紙全文】
■阿南英明氏(医師/当時・神奈川DMAT調整本部長)から小栗旬
5年前苦しくて、苦しくて、早く終わりたい、早く忘れたい…そんな思いでした。
急に悲劇に見舞われた人たちを放置できない、できることはしたいと思いましたが、世界中から注目されて、現場・組織・政治・マスコミ・世間との間で信念がグラつくこともあったのは事実です。
でも、撮影現場で小栗さんの後ろ姿を見たとき、完成した映像をみたとき、何度も涙しました。小栗旬さんが演じてくださった絶対のヒーロー像でない「結城」は心から共感できます。本当に素晴らしい小栗DMATが、改めて本当の「勇気」を呼び戻してくれました。再び危機に直面した時に、大切な仲間と逃げずに最善を模索しようと思います。感謝。
■堀岡伸彦氏(当時・厚生労働省医政局保健医療技術調整官)、永田翔氏(当時・厚生労働省医政局救急・周産期医療等対策室長)から松坂桃李
官僚は色々な映画で悪役として描かれがちですが、ほとんどの官僚はまさに「人の役に立ちたくて役人になった」と思っています。スクリーンには映りませんが、当時実際には私たち厚労省とDMATだけでなく、自衛隊や警察、国土交通省、医師会の方々などみんなが「役に立ちたくて」大げさではなく命を懸けて頑張っていました。「ルールを変える」そんな立松の行動の裏側には、本当は多くの人の地道な準備や調整があります。実際にはクールな立松のようにスムーズにはいかず、現場の私は何度も何度も「なんとかお願いします」と頭を下げていたことを思い出します。
次の健康危機の時もきっと私たちはまたフロントラインに立つはずです。「お願いしたのは厚労省ですから」と立松のようにさらっと言えるように、次のフロントラインの責任も果たそうとこの映画から力をもらいました。立松本当にありがとう!!
■高橋善明氏(医師/浜松医科大学医学部付属病院救急部助教)から池松壮亮
あの時、あの場所で、私たちが感じていたこと、抱えていた思い、そして医療従事者としての誇りが、そのまま池松さんの演技の中に息づいていました。インタビューで語られていた「名もなきヒーローたちの苦悩や取り組みを、自分の体を通して伝えたい」という言葉、その真摯な想いが、スクリーンを通して確かに私たちに届きました。
コロナ禍をフロントラインで戦った全ての医療従事者たちに光を当ててくださったことに、深く感謝しています。本当にありがとうございました。
■和田祥子氏(元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスク・クルー)から森七菜
映画を拝見する度に、当時のことを鮮明に思い出します。
状況を把握できていないまま、対応をしなくてはいけなかった当時の不安感や、徐々に事の大きさを認識し始めた頃のこと、自分がしっかりしないと!と気を引き締めた時、何とかしよう!乗り越える!と協力し合った日々のことなどそれぞれの場面での心境の変化を、森さんが本当にうまく表現してくださいました。
また、これまでDMATの存在を知らなかった方にDMATの存在を知ってもらえるとても良い機会だと思い、今後の活動においてもやりやすくなるんじゃないか、と期待します!
初めてお会いした森さんは小柄だけど、芯がしっかりある印象で、エネルギーを感じました。これからもいろんなところで活躍する俳優さんだろうなと思いました。
■近藤久禎氏(医師/DMAT事務局次長)から窪塚洋介
窪塚さん、皆様、無事初日を迎えられたこと、お慶び申し上げます。
撮影を見に伺った際は、能登地震の対応のさなかで体も頭も疲れていたのですが、真剣なお芝居の姿に勇気づけられ、戦い続ける勇気をいただけたことを今でも覚えています。
仙道は私のキャラとは必ずしも同一ではありませんが、窪塚さんには、福島の悔恨を経て抱いた我々の想い、災害支援活動で最も大切なのは、
放射線や感染など目の前の一つのリスクを避けることではなく、命を救うことだけでなく、悲劇を減らし、各々の方が思い描いておられた人生、幸せを守ること、これを伝えていただけました。
本当にありがとうございました。
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