90年代大ヒット映画『学校の怪談』脚本家がネットのうわさを否定「偶然です」 人気漫画キャラ…

2025/07/06 16:25 

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『学校の怪談』シリーズ4作品Blu-ray発売記念上映会&舞台あいさつに参加した奥寺佐渡子、野村宏伸、平山秀幸監督 (C)ORICON NewS inc.

 90年代に大ヒットした映画『学校の怪談』シリーズ4作品Blu-ray発売記念上映会&舞台あいさつが6日、都内で行われ、主演の野村宏伸、平山秀幸監督、脚本を手掛けた奥寺佐渡子氏が登壇した。 

【写真】満面の笑みを浮かべる野村宏伸

 90年代ホラーブームをけん引し、社会現象までとなった劇場版『学校の怪談』。1995年に第一作が公開され、今年で30周年を迎える大ヒットシリーズ4作品のBlu-rayが16日に発売される。

 公開は30年前ということで野村は「もうそんなになるんだ」と感慨深げでこの日は客席からファンとともに鑑賞。「フィルムの良さがいいなと。いろいろ懐かしみながら観ていました。感慨深い素晴らしい映画だと自分の作品なのですが思っていました」としみじみ感想を明かす。平山監督は「CGが蝶々が飛ぶシーンだけ。あとは合成カット。俳優さんも含めて全編運動会のようだった。我ながら体力あったな」と笑った。

 チケットが一晩で完売するなど、公開から30年を経ても高い人気を誇る今作には、現在は振付師として活動する竹中夏海も稲葉杏子役で出演しており、この日も客席から見守った。平山監督が「2のなかで、一番こまっしゃくれて、一番喧嘩する子。学校の怪談2の打ち上げ以来かと思います。29年ぶりかと」と再会を喜ぶ。

 ちなみに役名は当時同時期に流行した学園ホラー漫画『地獄先生ぬ~べ~』にもメインで登場する女子生徒・稲葉郷子と同姓同名。郷子をモデルにしたのではないかというネットの噂について奥寺氏は「偶然です」と笑い、まったくの偶然であることに司会者が驚くと「そうなんです(笑)」と否定した。

 当時の子役オーデションには700人規模で行われ平山監督は「とにかく言う事を聞かないですから。「「走っても転んでも良い。テストからカメラを回すし、彼らや彼女の普通の状態をなるべく自然体を見ればいいと思うんですが、とにかく言うことを聞かない(笑)」と回想。

 とはいえ「『おはようございます』と入ってくる子は面接では落ちた気がします」と裏話を明かし「どこかで子どもたちにとっていい一つの夏休みであればいい。お子さんが将来、すごい俳優さんになる、ならないは興味がない。参加してくれた子どもの夏休みの思い出になれば十分だと思っていました」と懐かしんでいた。
ORICON NEWS

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