三谷幸喜、撮影で浜辺に砂地を作る 理想のロケ地で「東京から砂をトラックで運んで」

2025/07/11 18:52 

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撮影で浜辺に砂地を作っていた三谷幸喜(C)ORICON NewS inc.

 演出家・脚本家の三谷幸喜氏が11日、都内で行われた『三谷幸喜「おい、太宰」劇場版』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

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 6月29日にWOWOWで放送・配信された、三谷幸喜脚本・監督による“完全ワンシーンワンカットドラマ”が『三谷幸喜「おい、太宰」劇場版』として全国約170の映画館で公開。本作は、12年ぶりに誕生した“完全ワンシーンワンカット”シリーズの第3弾となる。

 海辺を舞台に、太宰治を敬愛する平凡な男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディー。足場の悪い浜辺、ドローン撮影などさまざまなハードルがある中、約100分間一度もカメラが止まらないという極限の緊張感の中で撮影された。WOWOW放送版では見られなかった物語の続きが垣間見える「もう一つのエンディング」も映画館限定で上映される。

 タイムスリップでも風景が変わらないという利点を生かして、浜辺が撮影地に決まったそう。三谷監督は「現代の浜辺があり、過去の浜辺があり、間にタイムスリップできるトンネルがある。これは僕らが作ったわけじゃなくて、本当にそういう場所があって」と説明。一方で「それだけでは撮影ができなかったんで、東京から砂をトラックで運んで砂地を作ったりとかもした。そういう工夫があってこういう形になりました」と、撮影のために砂地を作った豪快なエピソードを披露して驚かせていた。

 イベントには、田中圭、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチも参加した。
ORICON NEWS

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