鹿児島・悪石島で震度4が連続 帰島判断は17日に延期

2025/07/11 20:03 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 強い地震が続く鹿児島県十島村の悪石(あくせき)島で11日午後、震度4を観測する地震が2回あった。震度4以上の揺れは、7月8日に震度4を観測して以来3日ぶり。十島村の悪石島や小宝(こだから)島から鹿児島市に避難している住民について、村は11日、帰島の可否を判断する日を14日から17日に延期すると明らかにした。

 震度4を観測した地震は11日午後4時9分と4時半に発生。いずれも震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はいずれもマグニチュード(M)4・7と推定される。

 トカラ列島近海では6月21日から地震が頻発し、悪石島では7月3日に震度6弱を観測した。悪石島からは4日以降に49人、小宝島からも6日に15人が鹿児島市のホテルなどに避難している。村は震度4以上の地震が5日間以上発生していないことを帰島の条件としていた。当初は早ければ16日の帰島を見込んでいたが、震度4の地震発生を受け、今後は17日の判断を踏まえ、帰島は早くても18日となる。帰島の条件は維持するという。【平川昌範】

毎日新聞

社会

社会一覧>