インド機墜落 機体やエンジンに問題確認されず 複数メディアが報道
インド西部アーメダバードで墜落したエア・インディア機を巡り、事故原因の調査に関わる当局者の話として、機体やエンジンなどに問題は見つかっていないと複数のメディアが報じた。そのうえで、当局は、エンジン2基への燃料の流れを制御する装置の動作に注目しているという。
インドメディアは、当局が発生から1カ月となるのに合わせ、近く初期の調査報告書を公表する可能性があると伝えている。
旅客機は6月12日、英ロンドンに向けて離陸した直後に高度約200メートルから降下し、空港の先約1・5キロにある医学生宿舎の食堂付近に激突。乗員・乗客241人のほか、地上にいた学生らが犠牲になった。
事故原因については、当初から離陸直後に二つのエンジンが同時に停止した可能性が浮上。地元メディアNDTVによると、墜落機と同型のボーイング787の訓練パイロットが、シミュレーターで同様の状況を再現しようとしたが、電気系統の故障によって両エンジンが停止する事態は再現できなかったという。
また、片側のエンジンが故障したと想定して複数の条件下での離陸も試みたが、いずれの場合も上昇には成功したとしている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は10日、米当局者の話として、エンジン2基への燃料の流れを制御するスイッチがオフの状態だったため、離陸直後に推力が喪失した可能性があると伝えた。
通常、パイロットはこれらのスイッチを操作し、エンジンの始動や停止、緊急時の再起動を行う。だが、なぜ事故機のスイッチがオフになったのかは、現時点では判明していない。
今後は、回収された飛行データや音声記録、機体の残骸の状況などを総合的に分析し、原因の特定が進められる見通しだ。【ニューデリー松本紫帆】
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