ヤクルト・内山壮真、阪神エースから満塁本塁打 「うまく打てた」

2025/07/11 21:13 

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 ◇○ヤクルト6―3阪神●(11日・甲子園)

 2リーグ制後、球団タイ記録だった首位・阪神の連勝を11で止めた。20ゲーム差以上離されて最下位のヤクルトが二回に大量得点した。その原動力は、3番・内山壮真。5号満塁本塁打を放った。

 8勝を挙げている阪神のエース・村上頌樹を二回でマウンドから降ろした。

 二回1死から6番・伊藤琉偉の中前打を皮切りに5連打で2点を先取すると、太田賢吾も右前打で続き満塁に。ここで右打席に内山が入った。

 2ボール2ストライクからの5球目だ。147キロの直球が内寄りに入ってきた。内山が「うまく打つことができました」と自画自賛するように、インコースに対応して体を開き、バットの芯でボールを捉え、うまく振り抜いた。打球は左翼ポール付近へ飛び込んだ。

 甲子園では、浜風が右翼から左翼方向へ吹くため、阪神・佐藤輝明ほどのパワーがなければ左打者の本塁打は困難で、長打力のある右打者の存在が得点力を左右する一面がある。

 試合前の時点でチーム打率が中日に次いで低いヤクルトにあって、捕手登録ながら打撃を買われて左翼を守る内山が、期待に応えた。【荻野公一】

毎日新聞

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