フィギュア・アイスダンスの「あずしん」が解散 田中梓沙は引退へ

2025/07/11 20:03 

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 フィギュアスケートのアイスダンスで、2月の冬季アジア大会銅メダルの「あずしん」こと田中梓沙選手(19)、西山真瑚選手(23)組=オリエンタルバイオ=が11日、自身のインスタグラムで解散を発表した。田中選手は競技を引退し、西山選手はアイスダンスを続ける予定。

 京都府出身の田中選手と、東京都出身の西山選手は2023年5月にカップル結成を発表。ともにシングル時代から定評がある表現力を生かして活躍した。23、24年の全日本選手権はいずれも2位。4大陸選手権にも2季連続で出場し、昨季はグランプリシリーズのNHK杯にも初出場した。

 カナダ・モントリオールを練習拠点とし、来年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピック代表を目指していたが、国内トップ選手が登場した6月下旬のアイスショー「ドリーム・オン・アイス」出演を取りやめていた。

 2人はそれぞれのインスタグラムにファンや関係者への思いをつづった。

 田中選手は「12年間向き合ってきたものとお別れすることはやはり悲しく、スケートから離れた私は何を考え、過ごしていくのか全く想像がつきません。今はとりあえず自分を大事にし、ゆっくりしたいなと思います」と書き込んだ。

 西山選手は「あずさちゃんという素晴らしいスケーターとアイスダンスチームを組めたこと、そして一緒に競技をともにできた時間、本当に幸せでした」と感謝した。【石川裕士】

毎日新聞

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