齊藤京子&水野美紀、“同一人物”役で連ドラW主演 衝撃設定に「どういうこと!?」

2025/09/07 05:00 

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火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』でW主演を務める(左から)齊藤京子、水野美紀(C)カンテレ

 齊藤京子&水野美紀がW主演で“同一人物”を演じるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(毎週火曜 後11:00)が10月7日から放送されることが決定した。

【画像】インパクトがすごい…ただの復讐ドラマではない原作書影

 本作は、幼稚園のママ友いじめが原因で娘を亡くした55歳の母・篠原玲子(水野)が、全身整形で25歳の篠原レイコ(齊藤)に生まれ変わり、娘を死に追いやったママ友グループに“新米ママ”として潜入する、衝撃の復讐エンターテインメント。原作は、あしだかおる氏・アオイセイ氏による同名人気漫画(電子コミック)。

 介護士としてひたむきに働く篠原玲子(水野)は、夫との離婚後、シングルマザーとして育てた27歳の娘と4歳の孫の成長を見守り幸せに暮らしていた。ところがある日、玲子の目の前で娘と孫がマンションから飛び降り、孫は意識不明の重体、娘は亡くなってしまう。愛する家族を失い、悲しみに暮れる玲子。そんな玲子のもとに、非通知の電話が。「娘は、ママ友に殺された」――。

 激しい怒りをおぼえるとともに、絶望に襲われ、廃ビルの屋上のへりに立つ玲子。すると、玲子の前に謎の整形外科医が現れる。「死ぬくらいなら、生まれ変わったらどうだ」。その一言で、玲子は驚がくの復讐方法を決意する。それは、全身整形を施して、若く美しい母・篠原レイコ(齊藤)に生まれ変わり、娘を死に追いやったママ友たちを社会的に抹殺すること。レイコは、ある手段で隣人の子どもを自分の子どもにし、素性を隠してママ友グループに潜入。我を忘れ、あらゆる手段を使って一人一人成敗していくが、その先には誰も予想できない“黒幕”が潜んでいた。

 全身整形前の“玲子”を演じるのは、『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)や、『奪い愛』シリーズ(テレビ朝日系)に出演し、その“怪演”がたびたび話題になる俳優・水野。カンテレ制作のドラマで主演をつとめるのは初となる。

 そして、全身整形後の“レイコ”を演じるのは、元日向坂46でカンテレ・フジテレビ系ドラマ初主演の齊藤。2023年にドラマ『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)で初の単独主演を飾って以来、今年はドラマ『いきなり婚』(日本テレビ系)で主演、ドラマ『あやしいパートナー』(MBS・TBS系)でW主演をつとめるなど活躍。さらに、来年1月に公開を控える初主演映画『恋愛裁判』は、「第78回カンヌ国際映画祭」カンヌ・プレミア部門へ正式出品され、大きな話題となった。そんな齊藤が今回挑戦するのは、見た目は25歳でありながら、中身は55歳という複雑な役どころ。齊藤にとって本作が、復讐ドラマと母親役、ともに初挑戦となる。

■齊藤京子&水野美紀 コメント
――オファーを受けたときの感想はいかがでしたか?

【齊藤】初めてタイトルを聞いたときは、これまでにない感じがして衝撃的でした。しかも「私と水野さんが同一人物?整形前と整形後?どういうこと!?」って混乱して(笑)。内容を知る前から呆気(あっけ)にとられていましたが、台本を読み進めるとどんどん感情移入して、読めば読むほどおもしろいストーリーでした。見た目は25歳だけど、中身は55歳。初めて演じるジャンルと役柄なので、今はドキドキワクワクしています。役を研究して最後まで頑張ります!

【水野】私も「齊藤さんと私が同じ役?どういうこと?」というのが、最初の感想でした(笑)。全身整形で私から齊藤さんになるなんて、もうありえないじゃないですか。その振り切っている世界観、そして復讐に特化している内容が、すごくおもしろいです。これまで復讐にまつわる作品には出演してきましたが、私もプライベートでは母親なので、今回のように子どもが絡んでくると、すごく心を揺さぶられます。自分の子どもだと思うと、怒りや悲しみの感情がリアルに沸いてきます。

――今回が初共演のお二人。お互いの印象はいかがですか?

【齊藤】ずっとテレビで拝見していた水野さんとW主演をつとめさせていただけることが信じられなくて、夢のようです。水野さんは俳優として活躍されているだけでなく、バラエティー番組でもおもしろいイメージがあります。“二人一役”という難しい役どころですが、水野さんと息を合わせて精一杯頑張ります。これからの撮影がすごく楽しみです!

【水野】齊藤さんは、ヒコロヒーさんとのトーク番組のイメージが強烈にあるので、とにかく頭の回転が速くて、賢くて器用で、トークも回せる方という印象です。今回初めてお会いしましたが、齊藤さんは周りの空気を読んで冷静に物事を考える方なのかなという印象を抱きました。

――撮影で楽しみにしていることはありますか?
【齊藤】中身は55歳という役柄なので、老眼鏡をかけて裁縫をしたり、ヒールが痛くて歩けなかったり、“ならでは”のシーンはすごく楽しみです。しゃべり方も工夫する必要があるため、どうやってお芝居をしようかとずっと考えています。

【水野】私は、怒りや悲しみの強い感情を爆発させるシーンがあるので、日ごろの鬱憤(うっぷん)を晴らしたいです。感情のデトックスをしようと思います(笑)。齊藤さんのいろいろな表情を見られるのも楽しみですね。50代特有のだるさや、朝起きたときの体の重さは、しっかりと齊藤さんに伝えていきたいです(笑)!

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

【齊藤】私にとっては初めての復讐ドラマで、初めての母親役です。皆さんには、これまで見たことのない新しい私を見せられるんじゃないかなと思います。毎話、目まぐるしい展開が待っていますが、水野さんと私が同じ役ということを忘れずに(笑)、ぜひ楽しんでください!

【水野】ママ友たちが、同情の余地がないはっきりとした“敵役”なので、視聴者の皆さんは主人公と一緒に悔しい気持ちになれるし、腹が立つし、悪を倒すために応援したくなると思います。すごく分かりやすく、感情をつかまれるドラマです。このジャンルでは珍しい、見たらスカッとする復讐劇になっているので、ぜひお楽しみください!

■プロデューサー・田中耕司 コメント
55歳の“おばあちゃん”が、30歳若返って、ニセの子どもの手を引いて、ママ友の輪に潜入する。“ただの復讐ドラマ”では終わるわけがありません。“優しかった母親”の狂気に震える、強烈なエンタメドラマにしたいと思っています。
齊藤京子さんは、落ち着いた声のトーンがとても印象的で。「心の奥で何かを抱えている」ような役が合いそうだと思っていました。今回は子を失った母親役。しかも中身は55歳。難役なのは間違いないのですが、その分、大暴れしてくれること間違いなしです。
水野美紀さんは、他の役者がマネできない表現ができる素晴らしい俳優さんだと思います。これまで硬軟さまざまな役で我々を楽しませてくださってきましたが、このドラマでもまた一つ、伝説を作ってくださると信じています。
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