森七菜主演・長久允監督の新作『炎上』サンダンス映画祭NEXT部門に選出、世界最速上映決定

2025/12/11 09:05 

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森七菜主演、映画『炎上』(2026年春公開)ティザービジュアル

 俳優の森七菜が主演し、長久允(ながひさ・まこと)が脚本・監督を務めるオリジナル長編映画『炎上』が、2026年春に全国公開される。これに先駆け、来年(2026年)1月に米国ユタ州パークシティで開催される「第42回サンダンス映画祭」のNEXT部門に選出され、現地時間1月25日にワールドプレミア上映されることが発表された(上映スケジュールなどの詳細は、順次、映画祭公式サイトなどで発表される予定)。

【動画】森七菜主演、映画『炎上』特報映像

 同映画祭は、世界最大級のインディペンデンス国際映画祭。これまで、クエンティン・タランティーノ、ジム・ジャームッシュ、ポール・トーマス・アンダーソン、デイミアン・チャゼルなどの映画監督を輩出。世界中の映画ファンから圧倒的支持を受け、独立系映画における重要な映画祭として40年以上の歴史を刻んできた。

 NEXT部門は、挑戦的で既存の枠にとらわれない作品が選出される枠として知られ、独自の映像表現を追求する新鋭作家の登竜門とされている。長久監督は、同映画祭にて、2017年に公開された短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』がショートフィルム部門のグランプリを日本映画として初受賞。19年に公開された長編映画デビュー作『WE ARE LITTLE ZOMBIES』も日本映画として初めて審査員特別賞のオリジナリティ賞に輝き、24年に公開された短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』では短編映画特別監督賞を受賞。今回が4度目の選出となる。

 本作は、両親に厳しく育てられ、自身の感情を表現することが苦手な主人公・小林樹里恵(通称・じゅじゅ)が、家族との関係に耐え切れず、家を飛び出し新宿・歌舞伎町へ流れ着くところから始まる。初めて知る新たな世界で、様々な人との出会いを経て、自分の意思を持つことができるようになった彼女にとって唯一の安心できる居場所となったはずだったが…。やがて思いもよらぬ出来事に巻き込まれていく。現代の若者が直面する孤独や承認欲求、社会との摩擦を、リアルな取材に基づいて描く。

 サンダンス映画祭ノミネートについて長久監督は「心からうれしく思います。新宿の片隅で生きる一人の女性の物語が、報道や観光では見えてこないこの物語が、北米の観客の方々にどう映るのだろうか。早く現地での声を聞きたいです」とコメント。

 さらに、主演を務める森からも「映画『炎上』がサンダンス映画祭に選出されたことを光栄に思います。本作品に関わったすべての方に感謝し、皆で共に喜びを分かち合いたいと思います」といったコメントが到着。森は、映画『国宝』、『フロントライン』に出演し、その存在感と演技力の高さに国内外からの評価が集まっており、本作でも複雑な環境の中で必死にもがく若者のリアルな姿を見事に体現している。

■主演:森七菜のコメント

 映画『炎上』がサンダンス映画祭に選出されたことを光栄に思います。本作品に関わったすべての方に感謝し、皆で共に喜びを分かち合いたいと思います。初めての映画祭、日本公開を前に海外で多くの方々へ見て頂けることに胸の高鳴りを覚えています。

■監督:長久允のコメント

 映画『炎上』のサンダンス映画祭2026への選出、心からうれしく思います。新宿の片隅で生きる一人の女性の物語が、報道や観光では見えてこないこの物語が、北米の観客の方々にどう映るのだろうか。早く現地での声を聞きたいです。


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