１１月の米大統領選で民主党のハリス副大統領への支持を表明した人気歌手のテイラー・スウィフトさんに関して、ＮＢＣニュースの今月の世論調査で、共和党支持者の好感度が２０２３年から一気に悪化したことが判明した。

　共和党のトランプ前大統領が「（音楽）市場で代償を支払うことになるかもしれない」と予想していたのに沿った結果となり、政治的な立場を明示することのマイナス面も浮き彫りになった。

　ＮＢＣによると、スウィフトさんの印象は「非常に良い」「まあまあ良い」が計３３％、「非常に悪い」「あまり良くない」は計２７％だった。２３年の調査では４０％が好感を持ち、悪い印象を持つのは１６％だけだったが、今年は一気に結果が悪化した。

　共和党支持者に限ると、好感を持っているのは１２％だけで、４７％が悪い印象を持っていた。２３年の調査では、共和党支持者でも好感を持っている人の方がやや多かった。【ワシントン秋山信一】