トランプ氏「米国狙う者は殺す」 米軍、ソマリアでIS拠点を空爆

2025/02/02 07:39 

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 トランプ米大統領は1日、国際的な過激派組織「イスラム国」(IS)幹部らのアフリカ東部ソマリアでの潜伏先への空爆を命じた。これを受け、ヘグセス国防長官は、ソマリア政府と連携して米軍が空爆を実行し、複数のISメンバーらを殺害したとの声明を発表した。第2次トランプ政権で海外での軍事行動を発表したのは初めて。標的のIS幹部らは攻撃計画作りを担っていたという。

 トランプ氏は自身のソーシャルメディアへの投稿で、1日朝に空爆を命じたことを明かした。標的としたIS幹部らについて「洞窟に隠れ、米国と同盟国を脅かしていた」と述べ、「ISや、米国人を攻撃しようとする他の全ての者たちへのメッセージは『必ず見つけ出し、必ず殺す!』ということだ」と投稿した。

 また、米軍が何年にもわたってこのIS幹部らを標的にしてきたと説明。「バイデン(前大統領)とその取り巻きは迅速に行動しなかった。私はそうした!」と書き込み、前政権を批判した。空爆による民間人の被害はないという。【ワシントン西田進一郎】

毎日新聞

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