ハマス、「別人」指摘受け新たに遺体を返還 イスラエル軍が鑑定へ

2025/02/22 07:28 

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 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは21日、イスラエルに20日に返還した女性人質の遺体が「別人」だと指摘されたことを受けて、改めて別の遺体を赤十字国際委員会(ICRC)に引き渡した。今後、イスラエル軍が鑑定を行う。イスラエルメディアなどが報じた。

 ハマスは「イスラエル軍の攻撃の影響で取り違えた可能性がある」として調査をしていた。

 女性はシリ・ビバスさん。2023年10月のハマスの越境攻撃の際、ガザ近郊のニルオズで、4歳と生後9カ月の子どもたちとともに拉致された。シリさんは、20日に息子たちとともに遺体で返還され、息子2人は本人と確認された。しかし、イスラエル軍は21日、鑑定の結果、シリさんの遺体は別人だと主張。「重大な合意違反」だとしてハマスを非難していた。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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