ゼレンスキー氏、エネルギー施設攻撃停止を「支持」 米露首脳協議

2025/03/19 08:13 

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 米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による18日の電話協議を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日夜、「我々は常にエネルギー分野を攻撃しないという姿勢を支持してきた」と述べ、米露首脳が合意したエネルギー施設への攻撃停止を支持する考えを表明した。ただ、プーチン氏の和平交渉への意欲には懐疑的な見方も示した。ウクライナメディア「キーウ・インディペンデント」が伝えた。

 報道によると、ゼレンスキー氏は記者団に対し、18日夜時点で米国から電話協議の内容を知らされていないと明かし、「トランプ大統領と話して詳細を理解したい」と語った。

 ウクライナは11日の米国との高官協議で、米国が提案した前線を含む30日間の一時停戦に同意していた。ゼレンスキー氏は、プーチン氏が18日の電話協議でこの停戦案に同意しなかったことに言及。露軍がウクライナ南部や東部の前線で攻勢を強めていると指摘し、「ウクライナに最大限の圧力をかけ、強い立場から最後通告を突きつけるためだ」と批判した。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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