協議決裂ならイラン核施設への攻撃も選択肢 トランプ氏が明言

2025/04/15 10:44 

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 トランプ米大統領は14日、核開発問題を巡って12日に高官協議を行ったイランについて、「核兵器の保有にかなり近づいている。厳しい措置を取らなければならないとすれば、我々はそうするだろう」と述べ、今後の協議が決裂した場合は核施設への攻撃も選択肢になると明言した。

 米国のウィットコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相は12日に中東オマーンで、第2次トランプ政権の発足後初となる協議を行った。「信頼醸成」が主な目的で、双方は「協議は建設的だった」と評価。19日に予定される2回目の協議で、本格的な交渉に入れるかが焦点となる。

 トランプ氏は14日にホワイトハウスで記者団に、「イランには裕福で偉大な国になってほしいと思う。(そのためには)核兵器を持つことはできない」と説明。協議が決裂した場合の選択肢には核施設への攻撃も含まれるのかと質問され、「もちろんだ」と語った。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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