「人生の栄光だった」 感情出さないショルツ独首相、退任式で涙
ドイツのショルツ首相の退任式が5日夜、ベルリンの国防省で開かれた。感情を表に出さないことで知られるショルツ氏だが、式典では連邦軍の音楽隊による演奏を聴きながら目にうっすらと涙を浮かべた。退任のあいさつでは、任期を「人生の栄光だった」と振り返った。
◇リクエスト曲はオーティス・レディングの「リスペクト」
ドイツでは退任する首相がリクエストした曲を連邦軍の音楽隊が演奏するのが恒例となっている。
ショルツ氏は米国の歌手、オーティス・レディングの1960年代のヒット曲「リスペクト」など3曲を選んだ。タイトルが意味する「敬意」は、ショルツ氏の社会民主党が勝利した2021年の総選挙で掲げた選挙スローガンでもあった。
連立政権の崩壊により任期満了を待たずに首相から退くことになったショルツ氏だが、政権交代について「民主的な正常性の表れだ」と前向きに述べた。「意見や出自の違いを超えた共通点を理解することが、民主主義には必要だ」と訴え、極右勢力の台頭などで分断が進む社会を念頭に、相互理解の大切さを呼びかけた。【ベルリン五十嵐朋子】
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