ルビオ米国務長官は１０日、英国やカナダなど５カ国がイスラエルの極右２閣僚に制裁を科したことを非難する声明を発表した。制裁を「米国が主導する停戦の実現、人質全員の解放、戦争終結に向けた努力を前進させるものではない」と批判した。

　声明では、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスはテロ組織だとし、パートナー国に改めて「真の敵が誰であるかを忘れないように」呼びかけると強調。制裁の撤回を強く求めるとともに「イスラエルと肩を並べて立ち向かう」とした。【ワシントン西田進一郎】