米報道官、イラン攻撃は「トランプ氏が2週間以内に決断」
米軍によるイラン攻撃の実施に関し、ホワイトハウスのレビット報道官は19日の記者会見で、トランプ大統領からの声明だとして「2週間以内に決断を下す」と述べた。核開発を巡るイランとの外交交渉が近く実現する可能性があることを踏まえた対応だと説明。改めて期限を区切り、外交での事態打開に余地を残した格好だ。
米政権はイランの核兵器保有を防ぐため、4月以降イランと交渉を重ねてきた。だが、イラン国内でのウラン濃縮活動の放棄をイラン側が受け入れず難航。イスラエルは13日にイランへの攻撃を開始した。米メディアによると、米政権も中部フォルドゥの地下深くにあるウラン濃縮拠点を地下貫通弾(バンカーバスター)で攻撃することを検討しているとされ、トランプ氏の対応が焦点となっている。
レビット氏はトランプ氏の声明を読み上げる形で、「イランとの交渉が近く実現する可能性が相当あることを踏まえ、2週間以内に決断を下す」と表明した。
レビット氏はトランプ氏が他の紛争も含めて「常に外交的な解決に関心を持ってきた」とし、「平和の構築者」だと強調。「外交のチャンスがあれば、それをつかみにいくだろう。ただ、力を使うことも恐れていない」とも述べた。イランとの交渉では、ウラン濃縮や核兵器の保有を認めない考えを改めて示した。
ロイター通信によると、イスラエルの攻撃開始後も米国のウィットコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相は複数回、電話で協議してきた。アラグチ氏はイスラエルが攻撃を止めない限り、米国との交渉には戻れないと説明。一方で、米国がイスラエルに攻撃をやめるよう圧力をかければ、イラン側は交渉で柔軟に対応する考えを示したという。【ワシントン松井聡】
-
イランからの邦人退避、21日に第2弾実施へ 今も現地に200人超
岩屋毅外相は20日、激しい交戦が続くイランとイスラエルに居住する邦人と家族計87人が陸路で隣国に退避したと発表した。今回の交戦に伴う政府の退避オペレーションは…国 際 1時間前 毎日新聞
-
イランとイスラエル、サイバー戦も激化 米企業標的の可能性も
イスラエルとイランによる爆撃の応酬が続く中、仮想空間でもサイバー戦が激化している。関与しているのは国家機関にとどまらず、ハッカー集団とみられる存在も確認されて…国 際 4時間前 毎日新聞
-
米国、TikTok禁止法施行をまた延期 事業継続の売却先決まらず
トランプ米大統領は19日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を事実上禁止する法律の施行を、9月17日まで90日間延期する大統領令…国 際 5時間前 毎日新聞
-
中国の裁判所職員、60億円着服→日本逃亡か 当局は沈黙続ける
中国・北京市の裁判所職員が3億元(約60億円)もの差し押さえ金を着服し、日本に逃亡したという疑惑が浮上した。 ところが、その後、本人を名乗る人物が「上司の指…国 際 6時間前 毎日新聞
-
「トランプ氏が2週間以内に決断」 米軍のイラン攻撃巡り 報道官
米ホワイトハウスのレビット報道官は19日の記者会見で、米軍によるイランへの軍事行動を実施するかどうかについて、トランプ大統領からのメッセージとして、「2週間以…国 際 12時間前 毎日新聞