プーチン氏、イラン外相と会談 「挑発的な攻撃、正当化できない」

2025/06/23 20:54 

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 ロシアのプーチン大統領は23日、モスクワを訪問したイランのアラグチ外相と会談した。プーチン氏は、イスラエルや米国によるイランへの攻撃について「まったくの挑発的な攻撃であり、いかなる根拠もなく正当化もできない」と非難した。タス通信が伝えた。

 プーチン氏は会談で、ロシアとイランの間には長年の友好関係があると強調。「我々はイラン国民への支援に努めている」と述べた。

 一方、アラグチ氏は、米国がイスラエルに加勢するなど「(紛争が)日を追って激化している」と指摘した。また、ロシアがイラン攻撃を非難していることに謝意を示し「我々の関係は非常に緊密で良好だ。近年、戦略的な性格を帯びてきている」と強調した。

 プーチン氏は13日にイランのペゼシュキアン大統領と電話協議した際、イランに対するイスラエルの行動を非難。ロシア外務省も22日、米国による核施設空爆について、国際法や国連憲章に対する重大な違反であり「断固として非難する」との声明を発表した。【山衛守剛】

毎日新聞

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