プーチン氏、アゼル旅客機墜落は「誤射」と認める 関係正常化図る
ロシアのプーチン大統領は9日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と、訪問先のタジキスタンの首都ドゥシャンベで会談した。昨年12月に起きたアゼル旅客機の墜落について、プーチン氏はロシアの防空ミサイルの誤射が主な原因と認め、賠償や関係者の法的処分にも言及した。
露側としては、遅ればせながら墜落の責任を認め、険悪になっていた両国関係の正常化を図りたい考えとみられる。アリエフ氏も感謝を述べるなど、受け入れる姿勢を示した。
アゼル機の墜落は昨年12月25日に発生し、38人が死亡した。墜落機はアゼルの首都バクーを出発し、露南部チェチェン共和国の首都グロズヌイへ向かっていた。
プーチン氏は会談で誤射に至る状況を説明した。当時、ロシアは自国上空に侵入したウクライナの無人機3機を追跡しており、発射したミサイル2発がアゼル機の近くで爆発したという。機体はミサイルの破片で損傷したとみられる。
アゼル機はその後も飛行を続け、最終的にカザフスタン西部で墜落した。プーチン氏は、原因は「第一にウクライナの無人機の飛来、第二にロシアの防空システムの技術的なトラブル」と述べた。
アゼル側には、ロシアのミサイルが墜落原因との見方が当初からあった。露側は謝罪はしたものの誤射とは認めないまま推移し、両国関係は冷え込んでいた。【真野森作】
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