ゼレンスキー氏、トランプ氏と17日に会談へ 武器供与求め直談判

2025/10/14 16:31 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ウクライナのゼレンスキー大統領は13日の記者会見で、トランプ米大統領と17日に米ワシントンで会談すると表明した。米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の供与などを話し合う。

 ロシアとウクライナの和平交渉は停滞し、ウクライナは冬を前にロシアからのエネルギー施設への激しい攻撃に直面している。ゼレンスキー氏は、射程2500キロでモスクワも射程圏内となるトマホークについて、軍事目標以外を狙わないことを前提に供与を求めている。

 両者は11、12日に2日連続で電話協議したが、トランプ氏は紛争の激化を懸念して供与に関する最終決定はしていない。ゼレンスキー氏は会見で「電話での会話に適していない内容もあり、会うことにした」と話し、「直談判」で突破口を開きたい考えを示した。

 会談に先立ち、ウクライナのスビリデンコ首相やイエルマーク大統領府長官らも訪米し、防空や対露制裁について話し合う予定だ。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース