東ティモールがASEAN加盟 11番目の国に 申請から14年

2025/10/26 11:54 

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 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が26日、マレーシアの首都クアラルンプールで開幕し、東ティモールが11番目の加盟国として承認された。署名式にはグスマン首相とラモスホルタ大統領が出席。壇上に並んだ加盟10カ国の国旗に東ティモールの分が加わると、会場から歓声が上がった。

 東ティモールは、1975年の隣国インドネシアの軍事侵攻を受けて併合されたが、住民投票を経て2002年に独立。11年にASEAN加盟を申請したが、経済発展の遅れなどの懸念から承認までに時間がかかった。

 署名後、グスマン氏は各国首脳や出席者を前に「今日、歴史はつくられた。東ティモール国民にとって夢が実現しただけでなく、我々が歩んできた道のりを強く肯定されたということだ」と述べ、喜びをかみしめた。【クアラルンプール武内彩】

毎日新聞

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