<1分で解説>中国「鬼滅」ヒットも、1カ月で終了 日中関係影響か

2025/12/14 13:30 

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 アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」の中国での上映が11日に終了しました。1カ月足らずで上映終了となり、悪化する日中関係が影響した可能性もあります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「鬼滅の刃の中国での大ヒットの一方で、1カ月で終了」を解説します。

Q どんな映画が中国で大ヒットしたの?

A 日本の人気アニメ「鬼滅の刃」の映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」です。主人公たちが強敵と戦うストーリーが描かれています。

Q 中国でも人気だったの?

A 大手映画情報サイト「猫眼」によると、興行収入は6億7700万元(約150億円)となりました。

Q どれぐらいすごいの?

A 「猫眼」のデータによると、中国で過去に上映された日本映画の興行収入は(1)「すずめの戸締まり」=8億700万元(約178億円)(2)「君たちはどう生きるか」=7億9100万元(約174億円)(3)「君の名は。」=7億1300万元(約157億円)で、今回の「鬼滅の刃」はそれに次ぐ4位となりました。

Q 上映期間はどのくらいだったの?

A 中国ではヒット映画の上映が数カ月続くことが多いですが、今回は1カ月足らずで終了しました。

Q 観客の評価は高かったの?

A 映画情報サイトの評価は10段階で9点台を記録し、作画やストーリーに満足する人が多かったです。何度も観るファンもたくさんいました。日中関係が悪化している中でも、日本アニメの根強い人気があり、多くの人が映画館に足を運びました。

毎日新聞

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