<1分で解説>国連2機関トップに日本人 ICAO、UPUとは?

2025/12/16 14:53 

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 国連に15ある専門機関の一つ、「国際民間航空機関(ICAO)」トップである理事会議長に来月1日、大沼俊之・ICAO日本政府代表部特命全権大使が就任します。アジア・大洋州出身者がこの役職に就くのは初めてです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「日本人が国連専門機関トップに就任」を解説します。

Q ICAOってどんな組織なの?

A ICAOは、世界中の航空の安全やルールを決めるために作られた国連の専門機関です。193カ国・地域が加盟しています。

Q 大沼氏はどんな人なの?

A 大沼氏は、国土交通省で30年以上も航空政策に関わってきた専門家で、国際的にも航空分野で知られています。

Q アジア・大洋州出身で初めての就任なの?

A 今回、大沼氏がアジア・大洋州出身者として初めてICAO理事会議長に選ばれました。これまでこの地域からの就任はありませんでした。

Q 日本が国連専門機関でトップになるのは珍しいの?

A 現在、万国郵便連合(UPU)のトップに日本郵便の常務執行役員だった目時政彦氏が就任しており、2機関でトップを占めます。他の主要国では米国が世界銀行と国際電気通信連合(ITU)の2機関、フランスやドイツ、イタリア、中国などは各1機関でトップを務めています。

毎日新聞

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