イスラエル軍、レバノン南部でイラン革命防衛隊の隊員を殺害

2025/12/26 07:18 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 イスラエル軍は25日、レバノン南部でイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」の隊員を殺害したと発表した。シリアやレバノンからイスラエルに対する「テロ攻撃」の計画や実行に関与していたと主張している。イランが反発するのは必至で、緊張が高まる恐れがある。

 コッズ部隊は革命防衛隊の対外工作を担当しており、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの支援などに関わっている。レバノンでは2024年11月、イスラエルとヒズボラの停戦が発効したが、イスラエル軍はその後もヒズボラに対する空爆を断続的に続けている。

 また、イスラエルは今年6月、イラン国内の核・ミサイル施設を先制攻撃し、12日間にわたって交戦した。停戦後もイランの核・ミサイル開発に警戒を強めており、緊張が続いている。【カイロ金子淳】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース