「承認までゼレンスキー氏は何も…」トランプ氏、会談での主導権強調

2025/12/27 08:21 

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 トランプ米大統領は26日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が公表した20項目の和平案を念頭に、「私が承認するまで、彼は何も持っていない」と述べた。米政治専門メディア「ポリティコ」とのインタビューで語った。

 両首脳は28日に米南部フロリダ州で会談する。トランプ氏には、交渉の主導権が自身にあると強調する狙いがあるとみられる。

 ゼレンスキー氏は23日、米国と策定している20項目の和平案を公表。ウクライナ側はロシアの再侵攻を防ぐために米欧が提供する「安全の保証」について進展があったとするが、領土問題については依然として隔たりがある模様だ。

 トランプ氏はインタビューで、ゼレンスキー氏と「うまくいくと思う」と語り、会談の行方に楽観的な見方を示した。プーチン露大統領とも「うまくいく」と話し、早期の協議に意欲を見せた。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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