米国のタンカー拿捕 露外務省、ロシア国籍船員への人道的待遇を要求

2026/01/08 06:03 

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 米当局が7日、大西洋上でロシア船籍とされる石油タンカーを拿捕(だほ)した問題で、露外務省は同日、米側に対し、露国籍の乗組員への「人道的かつ尊厳のある待遇」の確保や迅速な帰国を妨げないよう要求した。タス通信が伝えた。

 米側は、南米ベネズエラを出入りする石油タンカーの「全面封鎖」の一環として、拿捕を実施したという。今回の事態や一連のベネズエラ情勢を受け、ロシアではトランプ米政権への不信感が高まっている模様だ。

 タスによると、露外務省の動きに先立って露運輸省は、モスクワ時間7日午後3時ごろ(日本時間同日午後9時ごろ)に公海上で露船籍タンカー「マリネラ号」に米軍人らが乗り込んだと発表。公海では航行の自由が適用されるべきだと訴えた。

 ロイター通信の報道では、マリネラ号は旧名「ベラ1号」で、露船籍に変わったのは昨年12月24日だったという。【モスクワ真野森作】

毎日新聞

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