米ウクライナ首脳が22日に会談 「安全の保証」など協議か
トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が22日、スイス東部ダボスで会談した。ロイター通信が伝えた。ロシアとの停戦後にウクライナが再侵攻されないための「安全の保証」や、領土問題について協議したとみられる。
ゼレンスキー氏とトランプ氏の会談は12月以来。トランプ氏は21日、ダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、ロシアとウクライナの和平について「プーチン大統領は取引したがっている。ゼレンスキー氏も取引したがっていると思う」と述べ、仲介に改めて意欲を示した。質疑応答では「もしできないなら、彼らは愚かだ」とも主張した。
ゼレンスキー氏は、ロシアからの攻撃で引き起こされたキーウでの深刻な電力不足に対応するためとして、ダボス会議への出席を見送っていた。ただ20日には記者団に対し、「安全の保証」に関する議論の進展が見込めるなら出席するとも話していた。
ウクライナは昨年11月以降、ロシアとの和平案を米国と協議してきたが、「安全の保証」や領土問題を巡って隔たりは大きい。
「安全の保証」については、米国が15年間の枠組みを提案する一方、ウクライナは30~50年間の長期の関与を求めている。
ロシアが支配するウクライナの領土を巡っては、米国は東部ドネツク州からウクライナ軍が撤退して非武装中立の「自由経済地域」を設置することを提案。ウクライナは撤退の条件として、ロシア軍も同程度撤退することや、国民投票の実施を挙げている。
ロイター通信によると、22日には、仲介を担当する米国のウィットコフ中東担当特使とクシュナー元大統領上級顧問もモスクワでプーチン氏と会談する。プーチン氏が明らかにした。【ベルリン五十嵐朋子】
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