トランプ政権、中国にイラン産原油の購入縮小を求める方針か 米報道

2026/03/10 18:59 

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 トランプ米大統領は9日の記者会見で、事実上の封鎖が続くホルムズ海峡の問題解決に取り組むことで「我々は中国や他国を助けている」と述べた。米中首脳会談が約3週間後に迫る中、中東の原油への依存度が高い中国への配慮を示した形となった。

 中国は原油輸入の約13%をイラン産に依存している。他の湾岸諸国からの輸入を含め、ホルムズ海峡を通過した原油が多くを占める。イラン側の攻撃を恐れてタンカーが航行できない足元の状況は中国にとって死活問題だ。

 トランプ政権は米海軍によるタンカー護衛や船会社に対する保険提供を通じ、ホルムズ海峡の封鎖状態の解消を目指している。トランプ氏は中国の事情を踏まえて「中国を含む世界のために行動する」と強調。習近平国家主席と良好な関係を築いており、対中支援の実現は「光栄だ」と述べた。

 ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはトランプ政権が中国に対し、イラン産原油の購入縮小を求める方向で検討していると報じている。トランプ氏は3月31日~4月2日に北京を訪問し、習氏と会談する予定。「トランプ関税」などの通商分野や台湾問題などについて協議すると見られているが、原油問題が焦点となる可能性がある。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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