中国外務省「自衛隊の艦艇が台湾海峡に進入」 日本に抗議と表明

2026/04/17 18:45 

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 中国外務省の郭嘉昆副報道局長は17日の記者会見で、「日本の自衛隊の艦艇が台湾海峡に進入し、中国軍が法に基づき処理した」と述べた。また、中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区の報道官は、海上自衛隊の護衛艦「いかづち」が同日に台湾海峡を通過し、中国軍が「効果的な規制と統制を実施した」との談話を発表した。

 郭副報道局長は自衛隊艦艇の動きに対して「断固たる反対」を表明し、日本に「猛烈な抗議」を行ったと明らかにした。さらに郭氏は、台湾有事を「存立危機事態になり得る」とした高市早苗首相の国会答弁が「中日関係に既に深刻な衝撃を与えている」と指摘。その上で、今回の自衛隊艦艇の進入を「武力の誇示と意図的な挑発」だとして「過ちを重ねている」と主張した。

 防衛省統合幕僚監部の発表によると、いかづちは20日から5月8日まで、フィリピンで行われる多国間共同訓練「バリカタン」に参加する予定になっている。中国大陸と台湾に挟まれた台湾海峡は、最も幅が狭い場所で約130キロあり、米欧各国や日本などは国際法上、自由に航行できる水域と位置付けている。海上自衛隊の艦艇は2024年9月に初めて台湾海峡を通過し、昨年も複数回、台湾海峡を航行したことが明らかになっている。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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