エルサレムの日、極右の数万人が行進 「アラブ人に死を」叫ぶ

2026/05/15 07:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 1967年の第3次中東戦争で東エルサレムを占領したことを記念する「エルサレムの日」の14日、極右のユダヤ人らが「アラブ人に死を」などと叫びながらエルサレム市内を練り歩いた。毎年恒例のイベントだが、パレスチナ人への人種差別的発言が年々激しくなっており、イスラエルメディアによると、暴力行為などで16人が拘束された。

 参加した数万人は東エルサレムにある旧市街のイスラム教徒地区を通り、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」に向かった。暴力を恐れてパレスチナ人の店は軒並み休業。こうした店のシャッターに「テロリストに死を」と書かれた極右政党党首のベングビール国家治安相のステッカーを貼るなど嫌がらせをする姿もみられた。

 南部アシュケロンから参加した教師のシャロン・コーヘンさん(55)は「エルサレムを統一できた喜ばしい日だ。これからもエルサレムはイスラエルのものであり続ける」と語った。

 イスラエルは東エルサレムを一方的に併合しているが、国際社会は国際法違反だとして認めていない。パレスチナは東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけている。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

国際

国際一覧>