新型「エアフォースワン」に安全性の懸念か トランプ氏は否定

2026/07/10 16:35 

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 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は9日、トランプ米政権がカタール王室から贈与された新たな大統領専用機「エアフォースワン」の機体について、安全性の懸念が生じていると報じた。旧型機と同等のミサイル防御システムが備わっていないという。

 トランプ大統領は7~8日にトルコの首都アンカラで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するため、往路でこの新型機を利用したが、復路では急きょ予定を変更し、旧型機で経由地の英国に向け出国した。トルコの隣国イランとは7日から攻撃の応酬が起きており、リスクを避けるために旧型機を利用した可能性がある。

 ◇改修作業を実施したが…

 米国は昨年5月にカタールから豪華ジャンボ機を受け取り、改修作業を実施。今回初めて外遊で使用された。

 エアフォースワンとしての仕様を満たすためには改修に相当な時間が必要とされる。だが、トランプ氏は早期の利用開始に意欲を示したため、安全対策が不十分になるとの恐れが指摘されていた。

 ◇シークレットサービスの要請で?

 報道によると、トランプ氏は米大統領警護隊(シークレットサービス)の要請に応じ、旧型機でトルコを出発。英国のミルデンホール空軍基地で新型機に乗り換えた。トランプ氏は空軍基地で、米兵たちに「新型機をじっくり見学してもらうため」などと説明し、安全上の懸念を否定していた。

 米メディアによると、ボーイング社の後継機は2028年ごろに納入されるとみられている。トランプ氏はその間の「つなぎ役」として新型機を利用するとしていた。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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