レバノン大統領、17年ぶりホワイトハウス訪問 トランプ氏と会談

2026/07/22 06:58 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 レバノンのアウン大統領は21日、米ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した。6月に米国の仲介でレバノンとイスラエルが合意した和平の実現に向けた枠組みについて、実施状況などを確認した。レバノンメディアなどによると、レバノンの大統領がホワイトハウスを訪問するのは約17年ぶり。

 会談の冒頭、アウン氏は記者団の前で「レバノンと地域全体が安定し、安全になる時が来た」と語った。トランプ氏はレバノンへの支援を約束し、アウン氏が望むなら、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者と対話する用意があると伝えた。

 枠組みでは、イスラエル軍が駐留する南部からの段階的な撤退やレバノンの主権回復のほか、ヒズボラの武装解除を進めることが含まれる。米国務省によると、南部の治安管理をレバノン軍に引き継ぐ「試験区域」が設定され、20日から運用が始まった。第1段階では三つの地域が対象となり、既にレバノン軍が進駐を開始した地域もある。

 ただ、ヒズボラは枠組み合意に反発しており、武装解除も強く拒否している。イスラエル側も広範囲の撤退には難色を示していることから、合意の履行はハードルが高いとみられる。

 レバノン当局などによると、3月に始まったイスラエルとヒズボラの戦闘の影響で、国内の死者は4300人を超えた。現在でも数十万人が避難を余儀なくされている。【カイロ古川幸奈】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース