「近いうちに激しく攻撃」トランプ氏がイラン地下核施設破壊予告

2026/07/22 09:15 

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 トランプ米大統領は21日、地下深くに核開発施設があるとされるイラン中部ピックアックス山について「近いうちに非常に激しく攻撃する」と記者団に述べた。イランは同日、クウェートの米軍基地のレーダー施設などを攻撃したと発表し、緊張緩和の兆しは見られない。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、イスラエルの情報機関はイランが昨年秋、数千台のウラン濃縮用遠心分離機をピックアックス山の地下トンネル内に移送したと分析しており、米側にも伝達している。トランプ氏は「イランに核兵器を持たせることはできない」と強調した。

 WSJによると、ピックアックス山は昨年6月に米イスラエルが「12日間戦争」でイランの核施設を狙って空爆した際も優先攻撃目標となっておらず、今年2月以降も攻撃を受けていない。ただ、施設は硬い岩盤の地下100メートル前後にあるといわれ、空爆でどの程度破壊できるかは不透明だ。米中央軍は21日、イランに対して11日連続となる空爆を実施した。

 イランのモメニ内相は21日、仲介国のパキスタンを訪問した。シャリフ首相と会談し、緊張緩和策について議論したとみられる。トランプ氏は「イランは(米国に)会いたがっている」との見方を示す一方、「有意義に会える準備が整うまでは応じない」とも述べた。

 紅海とアデン湾を結ぶ海上の要衝、バベルマンデブ海峡周辺の緊張も高まっている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は21日、複数の海運会社に対して、サウジアラビアの港を使用しないように警告した。

 ロイター通信によると、これを受けて、サウジの紅海沿いのヤンブー港から原油を積み、中国とインドに向かっていた2隻の石油タンカーが針路変更し、北方に位置するエジプトのスエズ運河方面へ向かった。バベルマンデブ海峡はホルムズ海峡の代替ルートになっており、混乱が続けば、世界経済への影響は避けられない。【ワシントン平野光芳、エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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