仏、15歳未満SNS利用禁止法案を可決 9月から欧州初適用へ

2026/07/22 09:46 

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 フランスの上下両院は21日、15歳未満の子供のSNS(交流サイト)利用を禁止する法案をそれぞれ賛成多数で可決した。違憲性の有無を憲法会議が審査した後、現地で新学期が始まる9月から施行される見通しで、欧州で初めての適用となる。

 マクロン仏大統領が子供に対するSNSの悪影響を訴え、規制の早期導入を目指していた。マクロン氏はX(ツイッター)で、「約束を果たした。子供たちをオンラインで守るための行動に移る」と投稿した。

 フランス紙ルモンドによると、15歳未満は施行後に新規のアカウントの作成が禁止される。既存のアカウントについては、削除のための4カ月の猶予期間が設けられる。禁止の対象となるSNSや年齢確認の方法などの詳細は明記されていないという。

 高校での携帯電話の利用も原則禁止される。フランスでは2018年から小中学校での携帯電話の利用はすでに禁じられている。

 採決は上院(348議席)で賛成が243、反対が2。下院(国民議会、577議席)で賛成279、反対81。残りは上下両院とも棄権などだった。

 子供のSNS利用を規制する動きは世界で広がっている。オーストラリアで25年12月、世界で初めて国家レベルで16歳未満のSNS利用を禁止する法律が施行されて以降、インドネシアやマレーシアも同様の規制を導入した。

 欧州では、英国が6月に16歳未満を対象にSNSの利用を禁止する方針を発表。欧州連合(EU)も今月13日に利用を制限する意向を表明した。ドイツ、スペイン、ギリシャなども法整備を検討している。【ブリュッセル鈴木一生】

毎日新聞

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