米国、対イラン戦費が6兆円超に膨張 「明確な戦略ない」批判も

2026/07/22 10:07 

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 ヘグセス米国防長官は21日、上院歳出委員会の公聴会で、対イラン軍事作戦の費用が9月末までに375億ドル(約6兆1200億円)に上るとの見通しを示した。国防総省が前回示した5月中旬時点の推計から約85億ドル増えた。イランとの戦闘が拡大する中、議員からは政権の見通しの甘さを指摘する声が上がった。

 米メディアによると、国防総省はイラン関連の追加費用として計670億ドルを議会に要求。460億ドルをイランとの戦闘で使用した精密誘導兵器を補充するための増産、210億ドルを兵士の給与や装備の更新などに充てる。ヘグセス氏はこれらの資金が「緊急かつ必要不可欠」と主張し、追加資金を確保できなければ一部の訓練を削減する必要があると訴えた。

 米紙ワシントン・ポストによると、国防総省は5月中旬、議会に対し費用は約290億ドルと説明していた。これらの費用にはイランの攻撃の被害を受けた中東の米軍施設などの損害額は含まれておらず、総額はさらに膨らむ可能性がある。

 民主党のピーターズ上院議員は「明確な勝利戦略のないまま、永遠に戦争を続けて兵士を危険にさらし、納税者に数十億ドルを負担させている」と批判。ヘグセス氏は「イランの核保有を阻止するために犠牲を払う兵士たちへの中傷だ」と反論した。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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