ウクライナ、シルスキー軍総司令官を解任 国民の抗議受け

2026/07/22 09:59 

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 ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ウクライナ軍のシルスキー総司令官(60)を解任し、後任にミハイロ・ドラパティ統合軍司令官(43)を充てると発表した。シルスキー氏は国民に人気のあったフェドロフ前国防相との対立が明らかになっている。フェドロフ氏が15日に解任されてから国民の抗議デモが続いていた。

 シルスキー氏は、ゼレンスキー氏に解任されたザルジニー前総司令官の後任として、2024年2月から指揮を執った。ゼレンスキー氏はビデオ演説で「キーウ防衛、(東部)ハルキウでの攻勢、(越境攻撃したロシア領)クルスク作戦で成果を出してくれた」とシルスキー氏に感謝した。

 シルスキー氏を巡っては、フェドロフ氏が、自らが目指す軍の改革を妨げたとして批判していた。軍のデジタル化を進めて戦況を好転させたフェドロフ氏は国民の人気が高い。キーウなどで起きた抗議デモで、フェドロフ氏の復帰とシルスキー氏の解任を求める声が強まっていた。

 ウクライナメディアによると、ドラパティ氏は陸軍司令官を経て、25年6月に東部ハルキウ州と周辺を管轄する統合軍司令官に就任した。

 ドラパティ氏はフェドロフ氏の改革路線を支持している。軍総司令官への指名を受け「国土を守る人々への尊敬を胸に職務に当たる」と決意を述べた。

 ゼレンスキー氏は同日、未定となっているフェドロフ氏の処遇についても言及。「我が国の技術力を結集し、発展させるためにふさわしい指導的立場」を与えるとした。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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