対イラン作戦で「286日間、海の上」米空母がタイ寄港、休養へ

2026/09/02 15:24 

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 対イラン軍事作戦で中東に展開していた米空母エーブラハム・リンカーンが2日、タイ中部チョンブリ県のレムチャバン港に寄港した。昨年11月の展開開始以来、約9カ月ぶりの寄港。約5000人の乗組員らは近郊のリゾート地パタヤなどで休養する。

 リンカーンは昨年11月に米国を出港し、南シナ海などで任務に就いた後、中東へ展開。約7カ月にわたって活動し、対イラン軍事作戦や海上封鎖に参加した。今回が展開開始以来初めての本格的な寄港で、海上で過ごした期間は286日に及んだ。米海軍は、乗組員らが休養し、英気を養う機会になるとしている。

 長期航海を巡っては、艦内の生活環境の悪化や乗組員の精神面への懸念が米国内で報じられ、自殺未遂もあったとされる。食料不足や配管設備の故障なども問題となり、民主党議員が実態調査を求めた。米海軍は、精神的な問題には対応したが死者はいないとしている。

 パタヤはベトナム戦争期から米兵の保養地として発展し、現在もナイトライフや性産業で知られる。市長は動画で、乗組員らは「休養に来る」と説明し、安全確保や不当な値上げ防止に努めると強調した。一方、市内では飲食店や娯楽施設などへの「特需」に期待する声も出ている。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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