埼玉栄の生徒死亡事故、遺族が学校側提訴 安全対策不十分と主張

2026/09/02 13:30 

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 私立埼玉栄高校(さいたま市西区)のグラウンドで2024年に軽乗用車が横転し男子生徒(当時17歳)が死亡した事故を巡り、生徒の遺族は2日、学校側の安全対策が不十分だったとして、同校を運営する学校法人佐藤栄(さとえ)学園や教職員らを相手取り約1億3600万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴したことを明らかにした。提訴は1日付。

 ◇車に無断乗車し横転、生徒死亡

 事故は24年11月16日午後11時20分ごろ、同校グラウンドの陸上競技場トラックで発生。近くの寮で暮らす運動部の男子生徒4人が、グラウンド整備用の軽乗用車に無断で乗車。斜面に乗り上げて横転し、助手席にいた男子生徒が死亡した。

 ◇1カ月前にも同様の事故

 遺族側は訴状で、無施錠の車内に鍵を放置する運用が約2年にわたって続き、生徒による無断運転が常態化していたと主張。約1カ月前にも同様の横転事故が発生して車が自走不能になったにもかかわらず、学校側が再発防止措置を講じなかったなどとしている。また事故後に約19分間にわたり救急要請をしなかったとして、運転していた元男子生徒らにも賠償を求めた。

 佐藤栄学園は「訴状が届き次第、内容を確認して適切に対応したい」とコメントした。

 埼玉県警は25年11月、運転していた元男子生徒を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで書類送検。今年3月には、車の管理を怠ったなどとして同校男子サッカー部の監督とコーチの2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検している。【板鼻歳也】

毎日新聞

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