ドイツ州議選で極右AfDが第1党に CDUは党初の議席ゼロ

2026/09/21 09:47 

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 ドイツで20日、北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州議会など二つの議会選挙が実施された。暫定結果によると、同州では極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が僅差で第1党となり、メルツ首相が率いる中道右派「キリスト教民主同盟(CDU)」は議席を獲得できない見通し。州議会でAfDが第1党となるのは3州目となり、メルツ氏の責任を問う声が強まることは避けられない情勢だ。

 選挙管理委員会の暫定結果によると、メクレンブルク・フォアポンメルン州議会(基本定数71)ではAfDが、中道左派の社会民主党(SPD)の29議席を上回り、32議席で第1党となる見通し。

 CDUの得票率は4・9%にとどまった。かつて小政党が乱立して政治が混乱しナチスの台頭を招いた教訓から、ドイツの連邦議会や州議会では得票率が5%に満たないと議席を獲得できないルールがある。CDUは同党史上初めて、州議会で議席を持てないことになった。

 6日にあった東部ザクセン・アンハルト州での州議選では、AfDが単独過半数に迫る勢いで大勝し、国内外に衝撃が走った。メルツ氏の人気低迷が影響したと指摘されており、党内では首相交代論も浮上。メクレンブルク・フォアポンメルン州でもCDUが歴史的大敗を喫したことで、メルツ氏への風当たりは厳しくなりそうだ。

 ただメルツ氏は、20日の投票終了直後にベルリンで記者会見し、州議選の選挙結果を「壊滅的だ」と語る一方で、「私はこの国を前進させたい。責任を引き受ける」と述べて続投を表明した。

 この日は州と同格のベルリン特別市(基本定数130)でも議会選が実施された。旧東独の共産主義政党の流れをくむ左派党が第1党につき、CDUが第2党に転落、AfDは第3党となる見込み。ベルリンではAfDだけでなく左派党も大きく獲得票を増やし、有権者の二極化が見て取れる結果となった。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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